2009年11月16日月曜日

融資担当の人と会食

時間がとれたら書こうと思っていましたが、それでは忘れてしまいそうなので忘れないうちにメモ程度に。

・投信販売は、融資における焦げ付きのようなリスクはない。でも証券と競合するし、投信会社の営業窓口に成り下がるというイメージがある。融資こそ銀行の本業という気持ちがある。
・銀行で投信を買う顧客は、利子の低い預金からのシフト。だから分配金が出る投信の方が向いている。
私の突っ込み:基準価格がそれ以上に下がっていても?例えば10,000円からスタートして、分配金の累計が1,000円で、基準価格が8,000円になっていても?
それでも分配金が大事。ぼーっと持っていてもキャッシュが入るという手間のかからなさに意味がある。高いところで売ろうとする客は投信を証券会社で買ったほうが向いている。「分配金と合わせて損がないところまで戻したら売りましょう」というセールスをすることになる。
亀井モラトリアムに関して
・新規に「最初3年間は返済なし」という契約も選択肢に入れる、ということなら何の問題もない。選択肢が増えるだけだから。
・既存の契約に対して3年間返済なしとしても、国が立て替えて払ってくれるなら問題ない。
・貸し手借り手が同意した既存の契約に対して国が口を挟めるような法律にするはずがない。民間の契約を国が事後に変えられる、となれば外国に対する信用がなくなって株が暴落する。
私:いや、消費者金融過払い金請求があったじゃないですか。それに亀井発言後の株価下落はそれが実行されると思われているみたいですよ。
・もし申請により猶予、となれば、そんな会社には猶予が終わって返済を始めるまで銀行は貸さない。(ちなみに街金から借りると返済が終わるまで銀行は貸さない)。そのような話は伝わるから他の銀行も貸さない。3年間は利払いも猶予されるだけで免除ではないから、3年後は利息も相当増えてる。余程景気が好転していない限り、今返せない会社が3年後に返せるとは思えない。

その他弊行元行員の逮捕について - 百十四銀行の話題も。