2009年10月27日火曜日

投資手段

今回繰上げ償還されそうなノムラAP21は元々野村が定めたインデックスという、マイナーな指数連動だから仕方ないのかも知れませんが、
私が最初に買ったバンカース・トラストのMSCI Kokusai連動インデックスファンドも今はもうありませんし、
アクティブファンドだと、マネージャの個性が出ているファンドはマネージャの交代で運用が変わりますし個性が出ていないファンドはベンチマーク追従の隠れインデックスファンドのことが多いです。(全て、では無くても、事前にそうなのか分からなければ同じこと)
隠れインデックスファンドでも手数料が高いだけで存続してくれれば良いですが、ネット証券だと利用者はやはり株式が多いのでしょうか、ネット証券中心の投信は総資産額が少なくて継続性が疑問です。個人投資家のブログで人気のあるSTAM グローバル株式インデックスでも総資産額は野村證券取り扱いの多くのファンドと比べて少ないですし。
じゃあ大手証券だと、以前のようなしつこい営業は金取法で出来なくなったとは言え、宣伝の効果なのか、資金が多いのは新しいファンドです。ということは今後古くなると資金流出は大いに考えられます。(売却する人は居ても、新規に買う人が居ない)
独立系でも、さわかみファンドは息子に変わるし、ひふみ投信経営が安定していないし。
アメリカならバンガードを持っていれば良いのでしょうけれど、日本では販売会社が限られますし、販売会社が撤退したら放り出されることもありますし。

結局、長期間安心して持ち続けられる投信を探すのは難しく、仮に長期バイアンドホールドのつもりでも、それが出来ない可能性は常に頭においておく必要がありそうです。
投信を使うと、銘柄分散によるリスク低減効果はありますが、途中に運用会社が入ることによる継続性リスクという、別のリスクが入りますね。かと言って株を直接買っても、銘柄が多いと管理しきれませんし。
悩ましい問題です。

2009年10月26日月曜日

ノムラAP21繰上償還予定

証券投資信託の信託終了のお知らせ
うーん、結構持っているので困ります。
他から探すのも一手ですが、恐らく野村證券内で他の投信を買うと償還乗換えで買い付け手数料が無料になるので探してみると
追記:野村證券では償還乗り換え優遇制度は廃止されましたので、他の投信を買うにも手数料がかかります。
アジア オープン野村アセットマネジメント運用、信託報酬年0.861%、ベンチマークはMSCI AC アジア フリー 除く日本、純資産10,026 百万円
JFアジア・成長株・ファンドJPモルガン・アセット・マネジメント運用、信託報酬年率0.8715%、ベンチマークはMSCIオール・カントリー・ファーイースト・インデックス(除く日本)、純資産9,770 百万円
ちなみに(ノムラAP21) アジアマーケットコースは純資産1,368 百万円、(ノムラAP21) アジアITコースは純資産1,536 百万円です。

アジアに限らなければ
STAM 新興国株式インデックス・オープン純資産3,869 百万円
年金積立インデックスF海外新興国株式純資産1,243 百万円
どちらも小さいです。後者なんてノムラAP21よりも小さいです。
ネット投資家に人気のあるSTAM グローバル株式インデックスでさえ純資産8,304 百万円ということで、上に挙げた野村證券扱いの古いアジアファンドより小さいです。
追記:年金積立インデックスF海外新興国株式は、確定拠出年金と同じマザーファンドに投資していますので、そのマザーファンドの資産が大きければ、個人が普通に買える方の年金積立インデックスF海外新興国株式の資産が少なくても繰上げ償還は心配しなくて良いでしょう。

じゃあ中国株アクティブファンドで住信 チャイナ・リサーチ・オープン 『愛称 : 孔明』だと純資産7,717 百万円でこれでも野村のより少ないです。
中国株投信が人気だそうですけれど、一体どのファンドが資金を集めているのでしょう?
と思って調べてみたら野村 新中国株投資純資産138,555 百万円。一桁以上違います。

売却時期に関しては
償還前に売却すると信託財産留保金がこのファンドの場合0.5%かかりますが、償還が決まるとファンドが現金化するので売却費用の分だけ基準価格が下がりますし、殆ど現金のファンドのために信託報酬を払うのも馬鹿らしいし。
去年までは、買取請求は譲渡益、解約や償還は配当として扱われて購入時手数料を控除できなかったので買い取り請求の方が良かったのですが、今年からはすべて譲渡益扱いで購入時手数料を控除できるから、償還まで持っていても税制上のデメリットはなさそうです。
http://www.nomura.co.jp/terms/japan/ko/k_tosinzei.html
償還まで持っていても償還乗り換え優遇制度が無いのでメリットは信託財産留保金0.5%だけ。
ならば下がりそうと思えばいつ売ってもいいですね。その判断が難しいですが。

次のファンドの候補ですが
香港ハンセン指数ファンド (三井住友)が設定されてまだ3ヶ月くらいですが、既に純資3,197 百万円で、AP21が償還されるのも仕方ないかもしれません。
三井住友銀行でインターネットで買うと購入手数料1%です。でも銀行で投信を買うと手続きが面倒なことが多いのですよね。その点は証券会社の方が良いのですが、このファンドは三井住友銀行以外だと購入手数料2%ですし。
MSCIエマージングのインデックスファンドだと香港やシンガポールが入らないのですよね…

香港市場上場株は既に沢山持っているので、これ以上ハンセン指数インデックスファンドは要りません。ということでA株ETFにしましょうかね。1309上海株式指数・上証50連動型上場投資信託はETNに投資するのでちょっと不気味、ということで1322上場インデックスファンド中国A株CSI300にしましょう。
アジアのほかの国はどうしようかな…

アセアンに関しては、JF アセアン成長株オープン、CAりそな アセアン・ファンド 『愛称 : メコン』、アセアン成長国株ファンドの3つがありますが、CAりそなはりそな銀行でしか買えず、アセアン成長国株ファンドは純資産638 百万円でいつ償還されるか不安ですので、実質JF アセアン成長株オープン一択ですね。手数料は高いですが、直接投資が難しいので仕方ないでしょう。

台湾だと、ダイワ 台湾株ファンド、 CA りそな台湾ファンド 『愛称 : ニュー・タイワン』、 (ノムラ・アジア)ノムラ・台湾・フォーカス、 三井住友・中国・台湾株式オープン 、
この中でCA りそなは純資産184 百万円だしりそな銀行でしか買えないから除外します。
三井住友・中国・台湾株式オープンのように台湾も含む中華圏に投資するものは、以前挙げたJFグレーター・チャイナ・オープンJFグレーター・チャイナ・アクティブ・オープンがありますのでこの5つから検討しましょう。
この他にもJFチャイナ・ファンド(愛称:昇龍)も台湾に投資できると書かれていますが、比率はマネージャが決めることになっていて今はゼロです。JFグレーター・チャイナ・オープンはITバブルの頃に持っていて、台湾株がどんどん上がっているときには台湾株比率が低くて、バブルが崩壊して台湾IT企業株がどんどん下がっているときにどんどん買い込んで基準価格が下がった嫌な記憶があります。今グラフを見るとベンチマークと同じくらいしか下がっていないのですけどね。
販売会社は、ダイワ 台湾株ファンドは大和証券、(ノムラ・アジア)ノムラ・台湾・フォーカスとJFグレーター・チャイナ・オープンは野村證券、三井住友・中国・台湾株式オープンは東洋証券、JFグレーター・チャイナ・アクティブ・オープンはSBI証券など数箇所で買えます。
香港市場株はこんな手数料の高いファンドで買わなくても直接ETFを買えますので、台湾だけのファンド、となるとダイワ 台湾株ファンドか(ノムラ・アジア)ノムラ・台湾・フォーカスです。
ダイワ 台湾株ファンドは一回10万円以上だし口座にお金を置いてないし、となるとノムラ・台湾・フォーカスですが、これでもしもまた繰上げ償還されたら野村證券では二度と投信を買いません(怒)

2009年10月24日土曜日

裏庭作りました

ライブドアのブログだと、他の人のブログにコメントを書くのに、ログインしていてもしていなくても変化がなくて認証にもなりすまし防止にもならないので書くのを止めたのですが、
(ブログ主が、ログインしないとコメントを書けない様に設定されていれば、ログインしてコメントを書く意味がありますけど)
丸ごと消すのも勿体無いのでライブドアからアメブロに引っ越しました。
引越しツールもあったのですが、コメントが移せないので使いませんでした。

2009年10月16日金曜日

eMAXIS

三菱UFJ投信から発表された低コストインデックスファンドシリーズをおやじダンサーのひとりごとで知りました。
そのブログを読んでの感想。

先物は、急な解約が来た場合のための現金確保という意味もあると思います。裁定がちゃんと効いていれば、(先物+先物の想定元本相当額の預金の金利)=現物になりますので。
極端な話、2時55分に急に解約注文が来たらファンドが保有する株を売るのが間に合いませんし、翌日に売ったのでは受け渡し日に間に合わず資金がショートします。
一方、先物を持っていたらなら翌日に売っても資金ショートはしません。オーバーナイト変動に対するβが上がりはしますが。

裁定が効いていて裁定余地が残っていなければ、先物を入れることで成績が上がることはありません。
マネージャが「相場は騰がりそうだから保有現金以上に先物を入れてβを上げよう」なんて考えたらそれこそアクティブ運用で、問題になります。
但し、裁定余地が解消されずに残っていて先物の方が安いときには現物の代わりに先物を買うという話も聞いたことがあります。
信託報酬の高いファンドは先物比率も高い理由がこれなのかも知れませんが、先物の方が安くなければこの相関は成立しません。

過去「信託報酬の高さをカバーする上手い運用をした」ことは将来「信託報酬の高さをカバーする上手い運用をする」ことを保証しませんが、信託報酬は確定的に成績を下げます。
基本的に、現物を指数構成に合わせて保有することで指数変動以外のリスクを避けるのですから
指数そのものではなく「指数+配当-信託報酬その他明文化されたコスト」と比較して、
基準価格が上回っていたら、何らかのリスクを取っていた=来期はマイナスに作用するかも?
と考え、
下回っていたら、見えないコストが高いか、何らかのリスクを取って裏目に出た
と考えれば良いと思います。

信託報酬その他見えないコスト控除後で指数に連動すれば理想ですが、
それが可能なら、運用会社は自分でそのファンドを買って同額の先物を売れば「信託報酬-配当」がノーリスクで手に入って錬金術の完成です。
錬金術を追い求めるのもそれはそれでロマンがありますけどね(笑)
インデックスファンドに対して求めるものではないでしょう。

2009年10月9日金曜日

アイフル

株取引って恐ろしいな:ハム速
「私自信は、上がる前に構築できたポジションが私にとって分相応のポジションだと考えるようにしています。」と絡めて思うことあります。 後で書き足すかも

ということで書き足しです。
下がってきて1万円で底を打って2万円まで上がってからまた下がりだしたような株を
・1万円で1単位買って2万円で売る
のと
・12,500円で2単位買って17,500円で売る
のは、利益は同じですが後者の方が遥かに楽です。勿論逆に動いた場合の損失も倍なので、度胸の面では難しいですが、
損益=値幅×株数
という単純な掛け算が成り立ちますので、
底、天井を見極めるのと、ポジションを大きくすることの重要さはある意味同等と言えます。
繰り返しになりますが、ポジションが大きすぎると損も大きくなって、上記の人のようにもなります。

そこで
池田信夫氏の
> 亀は、仕手筋とつながっていると思う。銀行株を大量に空売りし、ボロボロに下がったところで買い戻して前言撤回。もうけは**組と山分け。
が本当かどうかは知りませんが、もし本当ならば、発言前に高く売れるということよりも、「どのタイミング(イベント、発言)までは反騰しない」ということが分かるから、大きく売れる、というのが利益を大きく出来る一番の要因だと思います。
返済猶予制度原案、金融機関も対応できる内容=亀井金融相

ちなみに、10月7日にSBI証券のS株で7974をたった1株様子見で買ったら、今日は高騰してしまいました。これが私の分相応なのでしょう(汗)

関係ないけど民放はアルコール依存症問題はNGだから
迷惑メールは儲かる:1日40万円の売上げも | WIRED VISION