上司が(笑)
良いところも沢山あるのですが、まずは欠点から。
本田雅一の「週刊モバイル通信」> スティック型のポインティングデバイスは、少々過敏過ぎるように思う。動きそのものは調整が可能だが、スティックをタップする操作がとても敏感で、まったくタップした意識がないのにクリックされているということが多々あった。
> 設定でタップ感度を最低にしたが、それでもなお同様の現象に悩まされ、結局、この機能(ThinkPadで言うところのプレスセレクト)を切ってしまった。ドライバのチューニングだけで直る問題なので、製品版では修正されている可能性もあるが、もしそのままの設定で発売するのであれば、後からでも感度設定の幅を広くしたドライバを配布して欲しい。
初めて電源を入れたときの初期登録で、この過敏さのために意図せず「次へ」がクリックされて困ったそうです。
ソニーはちゃんとテストしていないと思います。
また「これをポケットに入れるのは無理がある」という点で一致しました。
画面が小さいのにドットが多い(1600x768)ので文字が小さくて読み辛いでしょう、と言ったら「お前の様に老眼になりかけなら見辛いだろうけれど、充分進行して老眼鏡を持ち歩いていれば問題ない」と言い返されました。
全体として、長所と短所がはっきりした面白い製品だと思います。
文字の小ささも「本体を小さくしたい+縦に768ドット表示させたい」という二兎を求めた裏返しですので、万人には勧められませんが、「本体の小ささも縦の広さもどうしても必要」という人なら納得出来るでしょう。
この点がネットブックとの違いだと思います。
ネットブックの魅力は、安い割には悪くない、であり、例えば「画面の縦が600ドットで狭いなぁ、何故狭いのだろう」と思った時に「安くするため」以外の理由が見当たりません。勿論値段も大事な点ですが。
NECの新型はさらに狭くなって576ドットです。たった24ドットですが、縦800から768ならなら兎も角、元が狭いのでこれ以上は苦しいです。
表面も光沢タイプで文字は見辛く、
本城網彦のネットブック生活研究所によると
> ネットブックの場合、動画再生能力などに制約があるので、液晶だけ先走ってAV志向にされても困ってしまう。メールとWebを中心に考えるのであれば、ノングレアタイプの採用を考えて欲しい。
> ただ、このグレアタイプの10.1型1,024×576ドット液晶は他社でも採用しているケースが増加している。16:9を優先する別の用途があってコストが安いなど、何らかの事情があると思われる。
と推測されています。
私としては、別に高いPCを使えば相場で儲かる、というわけではありませんが、
やはりネットブックを買った後で相場で10万円損すると「あぁこのお金をLet's noteを買うための差額に使えば良かった~」と後悔すること間違いなしなので(Let's noteを買っていても同じく10万円損するのでしょうけど)、ネットブックは買わずに
Let's noteのマイナーチェンジ版が2月20日に発売されるそうですから、それまで我慢しようと思います。
話をVAIO tpye Pに戻して、短所もありますがそれを「長所の裏返し」として納得できる使い方なら、軽くて小さくてバッテリーの持ちも良いのでネットブックの倍の値段の価値は充分にあると思います。