2010年2月2日火曜日

フィデリティ証券のミスと対策

私はフィデリティ証券で投信の積み立てもしていますが、先日こんなメールが来ました。

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この度、ファンド積立「ステップ・BUY・ステップ」において、弊社事務手続き上の誤りにより、積立資金の引き落としが実施されていないことが判明致しました。
お客様には多大なるご迷惑をおかけ致しましたことを改めてお詫び申し上げます。
今回引き落としされなかった2月の積立買付(1月引落)につきましては、以下の通り、取扱いをさせていただきます。

ファンド積立「ステップ・BUY・ステップ」2010年2月買付分の代替措置について

下記日程の引き落としが確認できたお客様については、当初日程において自動買付を実施していた場合と原則齟齬が生じないよう、2010年2月5日に買付申込をした場合の取得口数を弊社にて算出し、お客様の口座に付与させていただきます。
  • 2010年2月15日(月) ご資金の引き落とし
  • 2010年2月19日(金) ファンドの口数付与
    *2月5日に買付申込をした場合の取得口数が付与されます。
  • 2010年2月23日(火) ファンドの受渡 
なお、この度の措置は、お客様の代わりに弊社にてご登録ファンドの買付を行なう対応とさせていただきます。従いまして、代替措置による自動買付分においては、積立内容の変更を承ることができませんので、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。
上記対応をご希望にならないお客様につきましては、大変お手数ではございますが、2010年2月19日(金)21:00までに以下の受付窓口までお電話くださいますようお願い申し上げます。
----------ここまで----------

ということは、もし2月19日に2月5日よりも下がっていたら「上記対応を希望しません」って連絡してその代わりに19日に買えば差額が儲かりますね。
ミスのお詫びにプットオプションを差し上げますよ、ということでしょう。
だからこそ「積立内容の変更を承ることができません」なのでしょうね。

このことをとあるブログのコメント欄に書くついでに別のコメントも書いておきました。
いま解きたいけど解けない疑問を並べてみる(2)
インデックスに浮動株比率も考慮することに関しては、浮動していようがしていまいが一株当たりの価値が変わらないということを考えれば、「インデックス≒市場平均」の≒を犠牲にしてインデックス運用をやりやすくするためだと感じます。
また時価総額比例がベストかと言うと、特に債券に関しては、たくさん借りているけど今のところは破綻していないところほど沢山組み込みますし、株式に関しても同じ利益ならPERが高い程沢山組み込むことになって、「市場平均と同じくらい損をする」運用とも思えます。
じゃあファンダメンタルを考慮するタイプの、配当とか利益比例のETFなんてのもありますが、これはこれで割高を売って割安を買うロングーショート型のヘッジファンドがどんどんレバレッジをかけて運用額を増やしたおかげで2007年までは割安株投資が良かったのですが、金融危機による彼らのアンワインドで割安はさらに割安に叩き売られたわけで。
さらに商品とか不動産も組み入れることになると、それこそ1990年頃の日本不動産組み入れ比率が凄く高くなるわけで。
私も良い代案はないのですが、無理やりオチをつけるとすると「インデックス運用は最悪の運用形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきたインデックス運用以外のあらゆる運用形態を除けば、だが。」

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